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「​山を心から愛しています」

山登りが初めての人にも、山の楽しさを感動を届けたくて、「初心者向けの山旅ツアー」や「面白い・役に立つ山情報」をお届けしています!

earth trekking代表 あいかな

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青空と雪に包まれたスノーハイク。日光名瀑の冬の姿「氷瀑」に迫る!!



冬の山と言えば「雪崩とか吹雪とか、ちょっと危険(怖い)?」なんて思っていませんか?


実は、山を選べば安心して雪景色を楽しむ事ができるんですよ!


今回ツアーで行ってきた、奥日光(戦場ヶ原〜小田代ヶ原)平坦な雪道が多いので、ハイキング程度やお子さんと一緒でも楽しめます!!


今回は、初心者さん向け冬の山の楽しみ方と、冬の三代絶景「氷瀑」の魅力に迫ります!!



本日のルートはこちら☝︎


戦場ヶ原から小田代ヶ原へ向かい、地図にない「庵滝」という氷瀑を見にいきます!!


戦場ヶ原は、栃木の百名山「男体山」の複数回に及ぶ噴火によってできた湿地です。国際的に湿地の生態系を守ろうという「ラムサール条約」に登録されています。



「赤沼」という駐車場から、戦場ヶ原に入っていきます。この日は天気も良いせいか、車が並列駐車で数多く止まっていました。


例年なら、冬の戦場ヶ原は人気で赤沼の上にある「三本松茶屋の駐車場」もいっぱいになるくらいです(笑)


因みに、三本松駐車場から赤沼の入り口まで歩くと10〜15分程度です。



到着したら、先ずはアイゼンを装着します。

「アイゼン」とはなんぞや?


という方に簡単に説明すると『アイゼンとは、氷や雪の上を歩くのに滑り止めとして、金属製の爪(歯)がついた冬の登山道具です』 


靴底に装着して使用します。


冬はどんな山にも欠かせないアイテムです!


今回の雪状況だと、チェーンスパイク(アイゼンより軽量で簡易的なもの)か、アイゼン4〜6本爪で十分です。もちろん、スノーシューでもOKですが、アイゼンは必ず持って行くことをオススメします。


「小田代ヶ原」を目指していざ出発!!


・・・と思いきや、なんだかカメラを持った人が大勢、木の下に集まっています。


んん・・・。


んんん?!!


なんと良く見ると、赤い尾が美しい野鳥がいます!!


「緋連雀(ヒレンジャク)」です。


皆さんは、この野鳥を撮影していたのですね!


動画を撮っている方もいました。


緋連雀は、非常に珍しい野鳥でして「4~5年に1度に群れで飛来することが多い不定期な冬鳥」です。


✳︎✳︎ 緋連雀(ヒレンジャク)の生体 ✳︎✳︎


夏はシベリアやカムチャッカ半島などで繁殖し、秋の深まりとともに飛来するそうです。


日本中に飛来するけど個体数は少なく、4~5年に1度、群れで飛来することが多い不定期な冬鳥です。渡りの途中で木の実が少ないと、日本にたくさんのレンジャク類が渡ってくることがあります。


そんな年を、野鳥ファンは「当たり年」と呼ぶほど稀なことだそう。当たり年になれば、時々、市街地にも姿を見せてくれるそうです。


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こんな貴重な野鳥をスタート時に見れるとは・・・。


うーーん


なんて、幸運なスタートだろう(笑)


今日は天気も良いし、雪もモフモフだし幸せですなー




途中、大きな橋を渡ります。


下には「湯川(ゆかわ)」が流れています。

橋から見る湯川と雪がいつも美しいと感じます。


この水は、ここより更に北にある「湯の湖(ゆのこ)」から来ており、「湯滝(ゆたき)」という日光の三大名瀑の一つを経て、「湯川」に流れ込み戦場ヶ原を越え、こちらも日光三大名瀑の「竜頭の滝(りゅうずのたき)」で更に下へと流れ、最終的には日本で25番目の面積を誇る「中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)」に流れ込みます。



そう思うと、すごく面白いですよね。だって、トレッキング後に向かう温泉の前が、湯の湖なんですから。


普段はこう目の前の水がどこに行くかなんて考えもしませんが、こうやってトレッキングしている事で、得られる気づきって素敵だなと思います。

水も生きているんです・・・(ジーン)



小田代ヶ原に到着です。


お天気にも恵まれ「栃木の名山」が見渡せます!


男体山(なんたいさん:標高2486m)から、太郎山(たろうさん:標高2368m)山王帽子山(さんのうぼうしさん:標高2077m)などなど、この開けた大地から見る山は美しいですね!!


雲もなく、こうもハッキリ見れるとは。


ひと休憩しながら、この景色を目に焼き付けます。


ここで、ちょいと豆知識


実は、この写真のどこかに「小田代ヶ原の貴婦人」がいます・・・。


そうそう、彼女が眺めている真ん中らへんです。


周りの木とは違う、貴婦人感が出ていますでしょ?


実は、このお方(木)、樹齢70年のシラカンバです。


有名な写真家の宮嶋さんの著書『一本の木」という題材になったもので、朝霧たつ頃にここを訪れると、後ろにぐわーっと迫力のある男体山が聳えたちふと目をそらすと麓に、一本の白い木が浮かんでいるのです。


その美しさに魅せられた写真家が多くいるそう。


敬意を込めて、小田代ヶ原の貴婦人と言われています。



地図の最終「弓張峠」に着きました。


入り口からここまでは、休憩も含め1時間30分くらいですかね。


なので、ここまでは初心者さん同士でも、比較的簡単に歩けるのではないかなと思います。



さてさて、ここからは上級者編!!!

地図なき道を行きます!!!!


と、言うのも冗談で(笑)


ちゃんと、GPSアプリを使って位置を確認しながら進みます。


でも、山と高原の地図ではルートがないので、しっかりと地図読みが出来る、或いはある程度、山を歩き慣れている事が重要です。(人気がいなくなると、道分からなくなってしまいますからね)


ここから先は、小田代ヶ原よりも開けた道がが続きます。


前に見える、お山の麓を目指します。


ピョコんと飛び出た、丸いお山が可愛いです。


緑の木々と雪のバランスも最高です。

森の雪道って感じで癒されます。


地図にない道を行くと言っても、地図と位置情報さえ掴んでいたら、ルート的には歩きやすいです。


それに広々として楽しいです。


途中、ちょっと勾配もあるのですが、そこを乗り越えたら・・・・・


とうとう「氷瀑」に着きましたー!!!!!


みなさん、氷瀑に向かって駆け込みます!(笑)


見て下さい、このでっかい氷塊の迫力!!!


夏は、しっかりと水が流れている滝なんです。


それが、自然的に凍って「氷瀑」になるのです。


「自然って、スゲエーーーー!!!」


ってなりますよね(笑)


氷瀑は、一気に凍るのではなく、じわじわと時間を欠けて12月頃か凍り始めます。


凍っては溶け凍っては溶けを繰り返し、凍った面積が大きくなり最終的に氷瀑になります。


年によっては、氷瀑にならない事もあるので、見れるのは幸運ですよね。


それに・・・・。

なんと、氷瀑を独り占めーーーーー!!!!!


いつもなら行列が出来ている所ですが、タイミングが良かったのか私達以外に誰も氷瀑の周りにいないという奇跡!!!



「このチャンスを逃すまい」と、写真撮影会(笑)

氷瀑の内側は、アイスブルーが綺麗


頭に気をつけながら、氷瀑の内側に潜り込みました(笑)


氷柱(つらら)にライトを当ててみると・・・

氷の中の気泡が照らされ 神秘的です。


これでもか!と言うくらい氷瀑と戯れた後は、お待ちかねのランチタイムです。


この冬は私が開発した「熱々の出来たてお蕎麦」を作ります。

(毎年、皆さんに喜んで貰えるよう自宅でコツコツ開発しています。開発というより工夫に近いですが、今年はコロナもあったので個別提供で出来るよう考えましたよ〜。)


山料理をする時の、この一体感がいつも楽しいです。


「ネギ入れました?!」


「入れました!! 天かすも入れます」


「出汁沸かしますね!!!」


「うおおおoooo!!」


ランチタイムは、常にスピードとワクワク感でいっぱいです(笑)



食べ終わった後は、氷瀑が名残惜しいですが赤沼の駐車場に戻ります。



帰りながら最後の豆知識です。


実は、戦場ヶ原には「戦場ヶ原神戦譚(シンセンタン)」という神話があります。

山の神がこの湿原を舞台に争いを繰り広げたという伝説です。



昔々、男体山(栃木)と赤城山(群馬)の神が絶えず争っていました。赤城山の神は、水の豊富な男体山の麓の土地を羨んでいました。

ある時、赤城山の神は水を奪いに出かけ戦いになります。
赤城山はムカデに、男体山は大蛇に化身し戦いましたが、最後には男体山の神が助っ人として呼んだ、猿麻呂(さるまろ)という弓の名人に、赤城のムカデは打たれて泣く泣く自分の土地に引き返したそうです。その戦場の舞台となった場所が「戦場ヶ原」だったのです。

そして、その戦いで沼地は真っ赤に染まりました。
それが、出発地点でありこれから戻る「赤沼」の由来です。

まんが日本昔話でのアニメになった伝説のお話です。


山の土地の由来も、自分が歩いたとなれば面白いですよね。

戦場ヶ原という名前にも納得できます。



帰りに、あの可愛いお山の前で

いち、にの・・・

ジャーーーンプッ!!!!!


はい、赤沼の駐車場に戻ってきましたーー!!(笑)



お疲れ様でしたー


比較的フラットとはいえ、そこそこ長い距離なのでいい疲労感かと思います。


帰りの温泉が楽しみですね。



最後に、せっかくなので駐車場の前を、スノーシューで歩きます。


めちゃめちゃいい写真が撮れました。


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