【お客様レビュー】まるで、ジブリ©︎のような世界に飛び込み「人生の深さ」を感じた中央アルプス
最終更新: 2020年11月12日
【初めに:この記事は、アストレのお客様がリアルな「トレッキング体験」を、お客様自身に執筆して頂いた生の声です。どうぞ、最後までお読み頂ければ私としても嬉しいです。さゆり、記事を書いてくれて、ありがとうございます。By earth trekking(アストレ)あいかな】

毎日仕事と家を往復する毎日、決まった時間に決まったことをする日常。
時に少し都会の喧騒から離れたいと思うときはありませんか? 私は、忙しい日々が続くと、時々そんなことを考えてしまう一人です。
自然に触れたい、、、
ぼんやりとそんなことを考えていた時、ふと偶然目にしたFacebookの「earth trekking(アストレ)」ページ
開いてみるとそこには中学の同級生だった、あいかなが立ち上げた会社ではありませんか。驚いた私はすぐに彼女に連絡をとりました。
久しぶりに彼女と再会し、彼女の山に対する情熱と愛情をひしひしと感じ、そこから彼女の企画するツアーに参加するようになりました。
彼女の企画に参加したツアーのひとつ、中央アルプス木曽駒ケ岳「千畳敷カール」についてお話したいと思います。

早速飛び込んできた雄大な中央アルプス
到着して、あいかなからひと言
「今からあそこのぼるよ^^」
「…まじか。」
目の前に立ちはだかる壮大な山の壁。「君に登れるかな?」と言わんばかりの威厳すら感じる空気感にすこし怖気づいてしまいましたが、いざスタートを切って無心で一歩一歩登れば、あっとういう間に頂上へ。
登っている間もかわいい植物などがあってとても癒されました♪
頂上へ登るとなんとも雄大な景色が広がっているではありませんか。

さっきまでいたロープウェイの建物がもうあんなに小さく見えて不思議な気持ちに。天気が見方をしてくれて本当に標高2000m台まで来たんだなあと実感しました。
今日は、この頂上にある「宝剣山荘」という山小屋で一泊します♪
山小屋に泊まるのはかなり非日常的でわくわく。
山に来る人はみんなフレンドリーに話しかけてくれるし、なんだか一体感が持てます!

小屋で少し休憩していると、何やらみんな外に出てざわついている様子。
自分も外に出てみると・・・
なんと!雄大で美しい夕焼けが広がっているではありませんか!!!
今までの人生でこんなに美しい夕日を見たのは初めてといっても過言ではないくらい圧巻の景色でした。

頭の中で流れるもののけ姫©︎のテーマ(笑)
がんばって頂上へ登っても一筋縄ではいかない山の天気。しかし、この日は本当に天候に恵まれ、神様に感謝した日でした。
登山は途中でしんどくなって心が折れそうになることがあるけど、登ったあとのこういった美しい景色があるからこそ何度も登りたいと思わせてくれます。

さて、いざ夕食づくりへ♪
美しい夕焼けも見たことだしこの日の夕食づくり開始♪
本当は外でやる予定でしたがかなり寒かったので中で!愛可菜がもってきてくれた山の調理器具一式を使って早速料理開始♪
さて私たちは何を作っているでしょうか?( *´艸`)

本日のメニューは、「鮭のカルボナーラと玉ねぎ」&「ベーコンのスープ」♪ そのほかにもおつまみのお菓子などがありました( *´艸`)
写真に写っているのはビールですが、私は来る途中で買ってきた「千畳敷カールの地酒・ゼン」でいただきます🍶
おいしい料理に舌鼓を打ち、晩酌を楽しみながら語らう山小屋の夜は格別でした♪
山小屋でぐっすり眠り、体力も回復した次の日の朝食。

朝食は「挽きたて豆で煎れるコーヒー」と「美味しいフランスパン」
愛可菜が持参してくれた、「コーヒー豆」と「フランスパン」(準備めっちゃいいwww)で朝食づくり開始♪
寒い朝に、熱々のコーヒーは体を温めてくれました💛
フランスパンも、愛可菜ベストチョイスのチーズとレーズンが入ったもの。
これから始まる登山への体力チャージは満タンです!
二日目は山小屋から、「濃ヶ池(のうがいけ)」に向けて、山の稜線歩き!!!!
稜線とは、山と山をつなぐ道のことで峰の間を結んで一番高い場所を指します。
高い木がなく、常に素晴らしい景色を眺めながら歩けるので人気な山の歩き方のひとつです。
二日目も素晴らしい天気に恵まれて早速出発しました!!

今からここを歩くのかと思うと、ドキドキわくわく!!!
稜線歩きなんて、人生初めてなので、全く「未知の世界」です。
とにかく歩く道はきれいな景色が続いていました! 途中、ジブリのように、低木に囲まれた道を通ったり岩をぴょんぴょんしたり、簡単な道ではありませんでしたが、ドキドキわくわくです💛

まるで、トトロ©︎のような道♪
途中木に帽子が引っかかって落ちそうなので抑えながら歩きました!
周辺の低木はまるで茶畑のようです。

どこまでも美しい景色が続きます!!
雲が少ない晴れた空でした!!
秋の始まりなので、緑の場所もあれば黄色くなった場所もあり、かわいい植物もたくさんありました。
私は、岩のごつごつ道が苦手で苦戦していましたが、愛可菜が体重のかけ方や岩の進み方のコツなどを教えてくれました!
おかげでまだ苦戦はするものの、さっきとは別人みたいと言っていただけました!山歩きの技術も上達させてくれて本当にありがたいです♪

秋に染まってきた木々の色が美しい!
このへんでそろそろヘトヘトになってきた頃、あいかなさんから「もうすこしだよー」という声がかかりました。

ウメバチソウ♪
歩きつつも、いつも植物の説明をしてくれるので、本当に楽しく登山ができます!!
ようやくたどり着いた濃ヶ池!!
水はひんやりとしていて気持ちよく、透明度が高かったです。季節によっては、もっとあたり一面に池の範囲がひろがるんだとか(^^♪

濃ヶ池は、氷河時代につくられた谷底湖でカールの底に水が溜まったものです。
この濃ヶ池の周辺コースは、雪などが積もると「馬の背中」のように見えるため、「馬の背」と呼ばれています。(そのまんまw)
山を見上げ、あの道を通ってきたんだなあと考えるととても感慨深くなり、自分の精神力もまだまだ捨てたもんじゃないなあと思えます!笑

山は一度進むともう戻れない。
どれだけしんどくてももう前に進むしかない。
まさに人生そのものです。
この美しい景色を見ながら休憩し、みんなでカップラーメンを食べました♪
美しい景色をみながらのカップラーメンは格別です!!

カップラーメンをすすりながら聞いた、濃ヶ池の名前の由来。
それはとある悲しい伝説でした。
昔、お濃さんという機織りが上手な綺麗な娘がいました。器量よしのお濃さんを嫁にもらいたいという声はたくさんあり、お濃さんは宗右衛門という一番金持ちの若者に嫁ぎました。
ところがお濃の寝顔をふと見たらその寝姿は蛇の化け物。宗右衛門はお濃に離縁を迫りました。追い出され途方に暮れたお濃はこの池にたどり着き身を投げました。

山中の中の池はよく蛇や龍と結び付けられますね〜。
カップラーメンを食べて体力をつけ、さっそく帰路につきます。
いちど降りてまた登る。
なかなか体力との勝負ですwwww
疲れて悲鳴を上げる自分を癒してくれるのは、やはり途中の美しい景色!!

ヤッホー!!!
と叫んだらわずかにやまびこが返ってきました。
徐々に疲れが見えてくる中で無心で登るべくみんなで歌を歌いました(笑)元気な歌がいいかと思えば一番集中力があがったのはラピュタの「君をのせて」©︎(笑)
暗い歌なので雰囲気が暗くなるかと思ったら、意外にもこのゆっくりとした曲調が集中力をあげてくれました。(笑)
ジブリキャラクターのアテレコなんかをして、クイズなどをしている内に、ついにゴールの「宝剣山荘」が!!!!

やっと、見えてきた山小屋
しかし!ここで登山あるある・・・。
ゴールは見えても道のりはまだまだwwww
ゴールがみえて喜んでも、月や星のように歩けど歩けどなんだか遠のく感覚w
ここは迂闊に気を抜いてはいけませんw

無心で登る今日のメンバーww
疲れた時は無言になっちゃいますよね(笑)
励ましあい、声を掛け合い、道行く人々に挨拶しながら・・・

ようやく、ゴーーーール!!!!!
山小屋についた私たちはとにかくハイタッチしました!!!
最後はロープウェイにのって下山し、疲れた体を癒すために露天風呂
「こまくさの湯」へ行きました!(引用:http://www.komakusanoyu.com/onsen.htm)

ぐはーーーー
疲れた体をお湯に投げ入れる瞬間は、本当にぐはーーーーっと声が出そうになります(笑)
お湯の中で、どのポイントが楽しかったか、次はどんな山に登りたいかを話しあえて、本当に充実した時間を過ごすことができました。
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まとめ
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山小屋で素敵な夕日を見て料理をし、おいしいコーヒーを山で淹れて飲む。そして稜線を歩いて綺麗な景色を見ながらカップラーメンを食べる。
この旅は私にたくさんの初めてを体験させてくれました!!
事前にリサーチをするために山を登り、私たちのために入念に準備してくれた愛可菜には本当に感謝しかありません。
旅は2日ですが準備には何か月もかかったとおもいます。
そんなガイドさんの苦労があるからこそ、私たちは安全に山登りができるんだなぁと改めて実感しました。良い想い出を作ってくれるから、また一緒に山に登りたくなる。
いやぁ〜、楽しかった!!!次はどの山に登ろうかなぁ!!