人気の100名山「大菩薩嶺(だいぼさつれい)」で鹿とひょっこり出会ったハイキング

大菩薩嶺(だいぼさつれい)とは、
山梨県にある標高2057mの山で日本100名山の1つです。
標高2000m以上の山でありながら手軽に登れることや、「富士山」が見れたり、「稜線歩き」が楽しめたりと手軽さ以上の景観の素晴らしさが人気の理由です。
また、帰りは温泉も近くにあるので楽しめます。
山小屋で食べる「ほうとう」もおすすめです。
大菩薩嶺ハイキング〜トレッキングは、コンテンツ(楽しめる要素)が非常に豊富で、様々な山歩きの楽しみ方が出来るので初心者から上級者までおすすめです。
さて、そんな「大菩薩嶺」に今回はこちら↓のイベントで日帰りハイキングしてきました。
日帰りで稜線歩きを楽しんだあと、富士山を眺めながらお米屋さんお手製のお弁当を食べよう!という企画です。最後は、山梨にある絶景露天風呂に入って帰るという最高のデトックスになりそうな予感。
ルートはこちら。

当初は、上日川峠(かみにっかわとうげ)から「大菩薩峠」に上がり(ピンクの線)、稜線を歩きながら「雷岩」へと向かい(黄緑の線)、最後は富士山と大菩薩湖を眺めながら手作りお弁当を食べるという予定でした。
が、前々日くらいに落石があったようで、なんと道路は通行止に。上日川峠駐車場まで車を走らせることが出来ず、ルートを変更して「雷岩」までのピストンに加えて上日川峠まで1時間30分かけて歩く事になりました。(※ピストンとは、山頂まで登った後、同じ道を通って下山することです。)
そんな出だしからトラブル発生にも関わらず、
みんな久しぶりの自然にワクワク・ウキウキしています!

今回の参加者さんは、ダイバーシティに富んだメンバーで、国籍は香港・インド・日本に、年齢やジェンダーも豊かで「へえ〜そうなんだ!」という文化の違いや発見も多く会話も弾みました。スペインに精通している方もいらっしゃり、会話は何だか国際的で面白かったです。
山中、至る所の山小屋で「朝採れの桃」が、なんと100円で販売されており、女子お二人さんは喜んで買ってました。冷やし桃をガブッと被りつきながら山を歩く様子に、夏らしくて自由でいいなぁと。

山梨の山の良いところは「桃」や「ぶどう」や「スイカ」などのフルーツ直売所が、山道の道中に多数点在しているので、車で行くとお土産に買って帰れるのが良いところですね。
この日の天気は、晴れのち曇り。
天気はいいのだが、雲が多いので頂上から景色が見えるかは微妙だなぁなんて思いながら登っていたら、案の定、霧に覆われる視界。

山頂の雷岩についたら「富士山が見れる!!」と思っていたのに、霧が濃くて視界は真っ白。
何にも見えない景色に「あらら・・・」となりましたが、天候ばかりはどうしようもないですよね。
だけど、それ以上に「楽しかったし、久しぶりに良い運動が出来たので良しとしよう!」
気持ちを切り替え、お弁当をモグモグ食べていたら思わぬ出来事が発生!!

ひょこっと顔を出したクリクリお目目の茶色い動物。
「何食べてるの〜〜?」と言わんばかりに、ソロ〜っと食事をする人達を岩の陰から眺めています。
「うわっ、鹿だ!!」
山ではよく見かける鹿も、こんなに至近距離で出会うとテンションも上がります。
モシャモシャ草を食べながら、時折こちらをチラッとこちらの様子を伺う鹿さん(笑)
ご飯が欲しいのでしょうか?
可哀想だけど、自然界の野生動物に餌をあげるのは御法度なので食べ物を死守します(笑)

(↑草をモシャモシャしながら、物欲しげに見つめる鹿さん)
最初は2匹ほどいて、そのうち1匹は人の周りをウロウロ。
(こりゃ完全にお零れを狙ってますな笑)
みんなは、鹿さんと2ショットで撮りたくて、そ〜っと近づきます。
人馴れしてるのか、ゆっくり近づく分には逃げもしません(笑)
なので結構良いお写真が撮れました。

これは山からのプレゼントかもしれませんね。
富士山は見れなかったけど、美味しいご飯も食べれたし、スモア作りは盛り上がったし、鹿との2ショットも撮れたし、内容としては盛りだくさんだったのではないでしょうか!

あとは下山するだけ!「お家に帰るまでが旅」と言いますから、帰りも安全ハイクでゆっくりお喋りしながら下りて行きますよ〜!
最後は、ほったらかし温泉に入ってリラックス。
景色が一望できる標高700m地点にある天然の絶景露天風呂なのですが、非常に開放感があって素晴らしいお湯が楽しめました。お風呂上がりの牛乳もバッチリ飲んで帰りました(笑)
終始、お喋りと笑いが絶えない、とても和やかで楽しいハイキングでした!!
「内容も充実しており大満足」というお声も頂き、ガイドとしても嬉しいばかりです!
次は、紅葉ハイクですね!
そろそろ、9月も近づいてくるので紅葉シーズンの企画も掲載し始めたいと思います。紅葉シーズンもearth trekking(あすとれ)ならではの「のほほん」としたトレックを開催する予定ですので乞うご期待ください!!
