【withコロナ時代のNew山事情:後編】ハイキングや登山はしてもいいの?コロナ対策はどうすればいい?

日々の外出自粛やリモートワークにより、以前にも増して「自然の中にいきたい!リフレッシュしたい」という欲求が高まっているのかと思います。
しかし「行きたいけど不安」「ちょっと怖い」など、コロナ対策が不安な方も多いでしょう。
そこで、Withコロナ時代の山登りについて、前回はこちら【Update編】としてコロナによって変わった山登りの新形態についてお話させていただきました。
なので、今回の後半では【How to編】として、「じゃあ具体的に何に気をつけていけばいいの?」ということについて詳しく説明して行きたいと思います。
一緒に見ていけば、「なんだ、そう言う事か!」と知らない故の不安は解消されるでしょう!!
※出発前には必ず行政からの最新情報をチェックし、安全な行動に従ってください。
こちら後編です。
前編はこちら
全体の目次(前編+後編)
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○●目次●○
①【Update編】
大きく変わった2つの新山事情
・山小屋(山周辺の店やバス含む)の休業 or 営業形態変更 ・マスク・消毒液・シーツなどの新持ち物
②【How to編】
Withコロナ時代の山登りはこれに気をつけて
【事前準備編】
・登山計画には1時間以上の余裕がある?
・登る山の周辺情報は調べた?
・登る山の山小屋の営業や手洗いポイントは調べた?
・山小屋に宿泊する場合、予約した?
【行動編】
・出発前の体調は大丈夫?平熱37.5℃以下?
・山への移動中も街中と同じコロナ対策
・登山中はマスクをセットしすれ違い時は着用
・仲間ともフィジカルディスタンス
・山の挨拶もフィジカルディスタンスやディスチャー
・公共物を利用する際は除菌シートなどを活用しよう
・物の貸し借りは出来るだけ控え、止むを得ない場合は消毒液を
・口にするもので飛沫感染のあるものは、必ず消毒してから
・登山計画通り余裕のある行動をしよう
・帰ってきたら必ず手荒いうがいをしよう
・服や道具はその日に洗濯(ケア)しよう
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②2Withコロナ時代の山登りはこれに気をつけて
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今年の山登りは、全く特殊(新しい)為、気をつけなきゃいけない事が多すぎて、途中で分からなくなってしまいますよね。
ただでさえ、ハイキングや登山(トレッキング)は、気をつけるべき事だらけです。
さらに増えたとなったら、「わたしゃ、脳がついて行かないよ・・・。今年は山登りを諦めるべきなのかしら」となりかねません(笑)
なので「Withコロナ時代の山登り安全チェックリスト 」を作りました!

様々なネットの山の情報記事に目を通し、医療専門家の情報もチェックした上で、earth trekking(あすとれ)独自の知見を織り交ぜながら、分かりやすくにまとめてみました。
無料ダウンロードOKですので、是非ご活用ください。よっ!実用的
時系列に並べてみたので、仲間と登山計画を作る際や、グループでの情報シェアにお役立てください。もしアップデートが必要な場合は、こちらからご連絡下さると内容を考慮した上で再作成も可能です。
※状況は日々変化する為、常にご自身での情報アップデートが必要です。このチェックリストは完全なものではなく、あくまでも皆様の情報整理やアップデートを下支えするものになります。予めご了承ください。
項目としては次の通りです。
時系列順に並べてみました。
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【事前準備編】
・登山計画には1時間以上の余裕がある?
・登る山の周辺情報は調べた?
・登る山の山小屋の営業やお手洗いポイントは調べた?
・山小屋に宿泊する場合、予約した?
【行動編】
・出発前の体調は大丈夫?平熱37.5℃以下?
・山への移動中も街中と同じコロナ対策をしてね
・登山中はマスクをセットしておき、すれ違い時は着用してね
・仲間ともフィジカルディスタンス
・山の挨拶もフィジカルディスタンスやディスチャー活用しよう
・公共物を利用する際は除菌シートなどを活用しよう
・物の貸し借りは出来るだけ控えよう。止むを得ない場合は消毒液を活用しよう
・口にするもので飛沫感染のあるものは、必ず消毒してから使用にしよう
・登山計画通り、余裕のある行動をしよう
・帰ってきたら必ず手荒いうがいをして、服や道具はその日に洗濯(ケア)しよう
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まず最初に、既にこれまでの内容を見ていただいているので、お判りかと思いますが、山のコロナ対策は、基本的に普段皆様が街中でされていることと同じです。
なので、コロナ対策においては、山も街も基本の考え方は同じなのでご安心ください。
さて、さらっと簡単に中身をみていきたいと思います。
【事前準備編】
●登山計画には1時間以上の余裕がある?
→登山計画は常に余裕が必要ですが、コロナの状況下では、これまで以上に怪我や遭難は避けなければなりません。というのも、仮にあなたが感染リスクがあった場合、救助隊ではなく自衛隊が出動しなければならないからです。
コロナについていうと、陽性患者はドクターヘリ、都道府県警ヘリ、防災ヘリが使えません。災害対応として自衛隊ヘリしか使用できません。山に登って要救助となったときに、万が一コロナが疑われたら、その時点で自衛隊を要請することになります。山岳遭難事故で、大切な社会的インフラをつぶしてしまうことになりかねません。
byヤマケイさん記事:
日本山岳ガイド協会理事(ファーストエイド委員会)浅井さんより
これを見て、私は震えました。
「絶対、怪我できないー!」
皆さんも同じ事思われたのではないでしょうか?
なので、消毒や飛沫感染防止するなどのコロナ対策はもちろんですが、山登りにおいては、この「余裕」こそが一番対策なのでは?と思う次第です(目がキリッ:真剣)
具体的な「余裕とは?」については冒頭でも説明しましたが
「時間を1時間余分に設定」
「コースタイムの1.5倍の時間で計算する」
「3時までには必ず下山」
特にこの3つは分かりやすく大切です。
●登る山の周辺情報は調べた?
→冒頭でも書いたように、バスなど周辺サービスが休業している場合がある為。思わぬトラブルで、予定と思った方面に下山できなかった場合にも、知っておく事で冷静に対応できます。行く前には山周辺の情報も知っておくと良いでしょう。
●登る山の山小屋の営業やお手洗いポイントは調べた?
→上記同様。常時状況が変わるので直前まで要チェケラ!
●山小屋に宿泊する場合、予約した?
→完全予約制の為。
【行動編】
●出発前の体調は大丈夫?平熱37.5℃以下?
→こりゃもう、登山平常時からの常識ですな。
登山は体力ではなくて体調が全てです!(再び、目がキリッ:真剣)
●山への移動中も街中と同じコロナ対策をしてね
→街中やスーパーに買い物に行くときに気をつけているのと同様の行動を。
●登山中はマスクをセットしておき、すれ違い時は着用してね
→これについては、様々な意見が飛び交っているようです。
しかし、なんとこの前PEAKSさんが「登山中のマスクは基本的に不要」という記事をアップされていました。さすが! こうもハッキリと説明して下さると安心ですな。
ただ、earth trekking(あすとれ)は少々慎重派ですので(笑)マスクセッティングは必要かと思います。マスクセッティングとは、「耳に紐を欠けて顎まで下ろしておく」又は、「直ぐに取り出せるポケットに入れておく」など。すれ違い時に、直ぐに着用できるようにしておくと安心ですね。登山中は暑いのと、余計な体力を使ってしまう為、安全性の観点でも外しておくのはありだと思います。
●仲間ともフィジカルディスタンス
→「え?なんだって?!今なんか言った?」なんて事がないような距離感で、付かず離れず、恋の駆け引きのような距離感が大切です。(冗談です)
真面目な話をする、様々な山の有力メーカーやサイトでは、仲間同士でも約2m距離感保って下さいねと言われています。なので、守りましょう!あすとれは有力な情報筋には逆らいません(笑)
●山の挨拶もフィジカルディスタンスやディスチャー活用しよう
→挨拶は山の醍醐味です。なので、会釈やディスチャーを活用したり、フィジカルディスタンスを保った上での挨拶がよろしいかと思います。
●公共物を利用する際は除菌シートなどを活用しよう
→鎖場やロープ、或いはベンチやテーブルなどの感染リスクが無きにしも非ずですので、アルコールを含む除菌シートなどを活用すると便利です。
●物の貸し借りは出来るだけ控えよう。止むを得ない場合は消毒液を活用しよう
→物の貸し借りは感染リスクが高いです。ただ、止むを得ない場合もあるかと思いますので、その際は消毒液を必ず活用しましょう。
●口にするもので飛沫感染のあるものは、必ず消毒してから使用にしよう
→ハイドレーションシステムなど飲み口が外気に触れているだけでは感染リスクは低いですが、飛沫が付着している場合の感染もあり得るので、消毒が促されています。
●登山計画通り、余裕のある行動をしよう
→これは、登山中の基本の基本ですよね。先ほどの事前準備編にも書きましたが、自衛隊のお世話にならないよう、社会の貴重な救急リソースを使わないよう、余裕の行動を心がけましょう〜。
●帰ってきたら必ず手荒いうがいをして、服や道具はその日に洗濯(ケア)しよう
→「そんなの当たり前だよ〜」はい。そうですよね。手洗いうがいは基本ですので言うまでもありませんよね。失礼しました。いやでも、何事も基本が大事ですから!(笑)
あと、疲れて帰ってきたのでリラックスしたい所ですが、ポチっとボタンを押すだけですので、着用した服やアイテムはその日のうちにケアしましょう。感染リスクを抑えるだけでなく、夏場なので臭くなってしまうのも防止できますしね。
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まとめ
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さてさて、今回は非常に長くなってしまいましたが、皆さんの知りたい所を極力シンプルにまとめられたのではないかな?と思います。
あまり気をつけてと言い過ぎるのも好きではありませんし、言われた方も言われ過ぎると緊張してしまうかと思います。ただ、これらの情報を知って行動することは山のマナーになりつつあります。
ハイキングをされる方には、内容が登山レベルだったため少々難しかったかもしれません。(これでも噛み砕いたつもりですが、すみません!) でも、これからハイキングを含む「山登り」の形態が変わりつあることは間違いない事実ですので、今知っておくと損はしないかと思います。
これからも安全で楽しい、ハイキング・登山の為にもぜひご参考ください〜!
皆さんの安心安全と、楽しい山登りの日々を応援しています!
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これらの対策を自分でするのは不安だなぁと思う方は、
イベントを是非ご活用ください^^