【ツアーの下見に行ってきたよ!】山小屋の閉鎖と営業開始を受けて(呟きブログです)
最終更新: 2020年6月23日

自然や広大なイメージのある山に、コロナの影響なんてないでしょ。
と思われるかもしれませんが、
実は、山もコロナの影響を大きく受け、山に関わる人達も何とか頑張ろうと必死になっています。
山に登る人にとって一番困るのは何だと思いますか?
それは、山小屋が閉まってしまうこと。
山小屋と言えば、「宿泊」が、メインではありますが、実は、この山小屋が開いてるお陰で様々な恩恵を受けているのです。

例えば、恩恵その1「登山道の整備」
山小屋の人達が、小屋まで登りやすいように、伸びた枝を切ったり、マークをつけたり、倒れた木をどかしたり、と登山道を整備してくれているのです。
よくよく思い返して見れば、登山道って木が顔に当たったり腰まで草が生えてたりしませんよね?
蜘蛛の巣を手で払いながら登る人なんていないはずです(笑)
でも、整備されていない登山道なら、そんなのあって当たり前なのです。自然の生命力は強いもので、夏は数週間で背丈まで緑が伸びますから。
登山道が整備されていないところを登るのは、通常の2〜3倍体力がいります。
道があっているか不安も付きまといます。
そもそも、初心者は登れないですよね。
だから、登山道の整備って凄く大切で、本当にありがたいことなのです。
山小屋の恩恵、その2は「トイレ」です。
トイレの清掃・管理も山小屋の人がしてくれています。
山小屋がない山に登ると、トイレポイントは自分で探さなくちゃならないし、トイレの処理だって自分でしなきゃなりません(笑)
登山していると、特にトイレはありがたいなぁと感じるポイントです。
山小屋の恩恵、その3は「ご飯と寝床」です。
最近の山小屋は、どこもお食事が美味しくて感動します。
こんな高い場所まで物資を運ぶのも大変なのに、美味しい手作りご飯が食べれるなんて、山小屋さまさまです。
寝床だって、お布団を用意してくれてますから。
荷物をたくさん持つのが難しい、初心者や女子的には、非常に助かります。

そんな山小屋ですが、「今シーズン山小屋を閉鎖します」というところが、続出しているのです。
山小屋の3密という理由もありますが、それよりも「営業できる期間」より「準備する期間や労力」の方が遥かに大きいからだと思います。
平常時でさえ、山小屋を開ける準備には相当な時間やお金がかかります。そもそも、山の気候上6月〜10月の本シーズンしか開けれない山小屋もあるんです。
なので、今年、山に行く人は去年以上にしっかりと下調べと準備が必要ですね。
さて、そんな中でも、できる限りの対策をこうじて開けて下さっている山小屋には感謝しかありません。
コロナ明けの山ニュースをヒヤヒヤしながら見ていた私としては、
行きつけの山の小屋が開けてくれるという情報を聞いて、安堵と嬉しさでいっぱいです。
とにかく、山小屋はありがたい、山小屋頼みのところがある
という事を伝えたかったのです(笑)
今年はちょっと特殊な年なので、登山初心者の人は、登山に詳しい人と一緒に行くか、私と一緒に登りましょう!
ツアーの掲載は6月末を予定しています。
7月の再開に向けて、来週も登山に行って参ります!